1日を始める前に読んでおきたいニュース5本

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 米国とイスラエルがイランに対する圧力を強める中、米国が一段と直接的な介入に踏み切る準備を進めているとの観測が浮上している。トランプ大統領はイランの最高指導者ハメネ...
マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 米国とイスラエルがイランに対する圧力を強める中、米国が一段と直接的な介入に踏み切る準備を進めているとの観測が浮上している。トランプ大統領はイランの最高指導者ハメネイ師について「ど
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マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

「無条件降伏」迫る

米国とイスラエルがイランに対する圧力を強める中、米国が一段と直接的な介入に踏み切る準備を進めているとの観測が浮上している。トランプ大統領はイランの最高指導者ハメネイ師について「どこに隠れているか、われわれは完全に把握している。少なくとも今のところ排除(殺害)するつもりはない」とソーシャルメディアに投稿。「忍耐は限界に近づいている」とし、イランに「無条件降伏」を迫った。事情に詳しい関係者によると、トランプ米大統領は17日午後、ワシントンで国家安全保障チームと会合を開催した。

説得できず

主要7カ国(G7)首脳は16日の夕食会で行った議論で、トランプ米大統領をロシア制裁強化に同意させることはほとんどできなかった。事情に詳しい関係者が明らかにした。トランプ氏はロシアのプーチン大統領にウクライナでの停戦に合意するよう呼び掛けているが、制裁強化はちらつかせるだけで、実行には抵抗している。G7会合では、制裁は米国に多額の資金負担を強いると述べ、同盟国を一段といら立たせた。欧州連合(EU)、英国ともロシア産原油の取引上限価格の引き下げを推進しているが、米国は反対している。

米指標弱含み

5月の米小売売上高は前月比0.9%減と、予想以上のマイナス。これで2カ月連続の減少となった。関税措置と家計の財務状況を巡る懸念を背景に、消費者が支出を抑えている状況が示唆された。5月の鉱工業生産指数は前月比0.2%低下。過去3カ月で2度目の低下となった。公益事業の低下と製造業の軟調が背景。また住宅建設業者の業況感を示す住宅市場指数も6月に低下し、2022年12月以来の低水準となった。高水準の住宅ローン金利や、関税および景気を巡る懸念が響いた。

再び資金調達へ

イーロン・マスク氏の人工知能(AI)企業xAIは新たに増資を通じて43億ドル(約6200億円)の調達を目指し、投資家と協議を進めている。同社が投資家向けに提供した資料から分かった。これは50億ドル規模の社債発行計画に加えての調達となる。同社はこれまで調達した資金の大半をすでに使い切っており、新たな資金が必要になっていることを資料は示している。xAIは多額の投資が続いているが、潜在投資家は同社の企業価値が2024年末の510億ドルから2025年第1四半期(1-3月)末には800億ドルに高まったとの説明を受けている。

ラストマイル向け

ホンダは自転車用レーンを走ることのできる新たな電動4輪配送車両の少量生産を今年中に始める。北米と欧州でのラストマイル配送向けで、各地の規制に従い、自転車専用レーンでの利用を想定する。広報担当者によると、物流企業や法人向け車両管理会社などを対象に展開する想定で、当面個人向けの販売は予定していないという。2026年半ばまでに量産を目指すとしている。また同社は、再使用型ロケットの実験機を使って同社として初となる高度300メートルまでの離着陸実験に成功したと発表した。

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